つがる市の伊藤鉱業アリーナつがるで8/11~8/12の2日間、ねぷた絵付け体験教室を開催しました。
今回のワークショップは、同アリーナで開かれたスポーツイベント「つながるこどもチャレンジ」の催し物としてブースをお借りして実施しました。
一日、3時間を2教室で、合計4教室を開きました。
まず、結果報告として、
8/11 ①15名 ②16名
8/12 ①30名 ②13名
トータル74名の方にご参加いただきました。
当日参加してくれた皆様、ありがとうございました。
今回のワークショップの特徴として、会場が熱器具を使用できない問題がありました。
絵付け体験といえば、蝋入れを体験させたいところ。
しかし、熱器具不可となると、蝋入れは難しいです。
そうなると、当然前段階の墨入れも体験できないとなります。
さて、ここで大問題が発生しました。
1クラスで最大20名を見込んでいたので、80枚の下絵に墨入れから蝋入れまでを事前にしなければならないということ。
サー…
スタッフみんなの血の気が引いたのを今でも覚えております笑
まず、ワークショップ部門の責任者である佐々木に物凄い負担がかかりました。
彼は、原画の元となる下絵を書き、墨入れまで行います。
まさに今回のMVP。
佐々木の不断の努力により、墨入れが終わると、すぐにスタッフ総出で蝋入れを行いました。
当然、疲れて手が震えれば失敗して書き直し…
凄まじいプレッシャーの中、前日ギリギリで準備が終わり、
ほっと息をつく暇もなく、当日を迎える慌ただしい準備期間でした。
もっと早くから準備をしておけば、という気持ちもありますが、8月まではねぷた祭り準備真っ最中ですからね!無理無理。ねぷた終わって一気にやるしかなかったのです笑
春楡ノ櫂では、ワークショップやイベントなど、大掛かりな活動をしたあとは、必ず後日集まって振り返りを行っています。
スタッフとして稼働すると、それぞれみんな違った見え方や気付きがあるものです。
それを共有して記録し、次回に同じ活動をしたときにはこれが物凄く参考になります。
それだけではありません。
全く別の催しを考えるにあたっても、以前こんなことがあったよね!ってみんなが記憶していれば、別のチームで動いたとしても別のチームの記録が役立つかもしれません。
ですので、今後も対面での振り返りと、その記録について、しっかりと継続してまいります。
①個人で活動すると機動力が高く、物事がスムーズに進みます。
一方で、独自性が強すぎたり、危機管理体制が甘くなったり、それに気付けないことがあります。
②集団で活動するとバリエーションが豊かになったり、危機管理体制が強化され、いち早く問題に気づくことができます。
一方で、意見が分散し、意思決定が遅くなったり、責任の所在があやふやになることがあります。
なんていうふうに、最近思ったり、思わなかったり…
このように、個人、集団、それぞれメリット・デメリットが存在するのは当然ですが、春楡ノ櫂が集団として活動を始めたことは、集団でのメリットがデメリットより大きく上回ると考えるからです。
これからの課題は、集団でのデメリットの部分をいかに小さくできるか、その組織づくりにあるのだと思います。
それぞれのメリットのいいとこ取りができるとよいですよね。
さて、なんだかんだありましたが、スタッフ一同、終わってみると、とにかくやってよかったという感想しかでません。
東奥日報で取材に来て頂き、参加者の小学生のコメントが記事に紹介されておりましたが、ねぷた好きの子も多く、とにかく楽しそうに参加してくれて、本当にやり甲斐を感じました。
将来はねぷた制作に関わりたいという五所川原市南小1年の〇〇さんは「いい絵が描けた。紙張りは初めてで楽しかった」と話した。
【地方3】 つがる/ねぷた絵付け 思い思い堪能 2024年08月16日(金) 22頁 地方3 東奥日報より一部引用 ※氏名はプライバシーの観点から〇〇と変更しています
こんな活動が、ちょっとでも制作意欲に火をつけたり、生まれ故郷を考えるキッカケになったら嬉しいです。
例えば、いずれ進学で県外に旅立ち、就職し、都会の喧騒と荒波に揉まれても、
そうだ!自分には、あんな素敵な地元がある。
そう思って生きていける人が増えればいいなーって妄想したり。
あ、そういえば。
つがーるちゃんが来てくれたんです。
入口のドアにつっかえてましたが笑
ゆるキャラって和みますよね。
入ってきた瞬間、子どもたちもすごく楽しそうで、キャラクターってすごい力あるなと。
海外では、市町村が懸命にゆるキャラを開発している様を、白い目でみてるみたいです。
でも、最近その流れも変わりつつあり、再評価されているとの記事もあったり。
せっかくここまで読んでくれた”もの好きな方”なら、きっと海外のゆるキャラを検索するとおもしろいかもしれません。
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