春楡ノ櫂のバイブル”失われた五所川原”とは?

書籍紹介

先日、R5.12.17に中央コミュニティセンターにて第一回月例会を開催させていただきました。

初回ということで、ガイダンスを行い、春楡ノ櫂の概要をお伝えいたしました。

その中で、バイブルとして取り扱った書籍がありますので紹介したいと思います。

山本和夫著 失われた五所川原

山本和夫著 失われた五所川原

作者の幼少期の記憶をもとに、大火で失われた五所川原がどれほど美しく、活気に満ちあふれていたのかを、卓越した描写で表現している名著です。

現在、絶版となり、持っている人もあまりいないのではと思いますが、幸い五所川原市立図書館の蔵書リストにありましたのでぜひお読みください。

編集工房 泰斗舎
1994.4.5発行

五所川原市立図書館
請求記号:G/916/ヤ/ 資料コード:0080322003

“ひとは町をつくり、町がひとをつくる”

これは、春楡ノ櫂のキャッチフレーズですが、このもとになったのが”失われた五所川原”のこの一節です。

ひとは町をつくるが、のちには町がひとをつくる。
町の姿が、そこに生まれたものたちの心を支配する。
その意味で、わたしは幸せな時代に生まれたというべきだろう。
父たちの時代はほかの町にあるすべてのものを五所川原にもつくった。
美しく、つくった。
五所川原というひとつの町が、だれからも後ろ指をさされることのない
時代それをわたしは知っているし、そこで育ったのだ。
それを誇りにしている。

山本和夫著「失われた五所川原」平成3〜5年「グラフ青森」連載

戦火を逃れたにも関わらず、大火で全てがなくなり”失われた”五所川原。

そこに見えてきたのは、ハイカラで活気に満ちた美しい町なのでした。

この記事を書いた人
こすめろ

春楡ノ櫂 会長。青森県五所川原市で生まれ、ねぷたを作ったり参加してる人です。五所川原高校立佞武多同好会OB(H23年度会長)で在学中に “堯舜の治∼諫鼓を叩く時∼”を制作しました。各種SNSはじめたのでフォローしてね。フォロバしてます!

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