結局、生身の人間が一番怖いよね

コラム

当団体では、昨年末ART IN GOSHO FES.なるものを開催した。

これについて少しだけつぶやき、イベントの総括代わりとしたい。

今回のイベントの目玉は、何と言っても「百鬼夜行」

会員が色紙100枚に一体(匹…?)ずつ妖怪を描いていくのである。

図書館から本を数冊借り、なるべく多くの妖怪をリストアップし、足りない分は自分たちで考案した。

既存の妖怪を改造してみたり、自身の経験を擬人化するなど、それは実に面白い活動だった。

ちなみに絵の彩色には、私が以前購入した日本画用の画材を使用したが、作品が完成する頃には在庫が残りわずかだったことは言うまでもない。

ところで、妖怪とはどのようにして生まれるのだろうか。

「百鬼夜行」や「妖怪」と調べて出てくるのは、江戸時代以前のものばかり。着物と日本家屋が似合う風貌が想像される。

この原因の一つは近代化だろう。

人間は昼夜を問わず活動するようになり、空間、時間帯を自分たちで管理するようになった。
科学が進歩したことで、妖怪のような現実離れした存在が置き去りにされてしまっているように思える。

しかし、私たちは科学で説明できない不思議な出来事に遭遇することがしばしばある。

そして、いつの時代も人間の「そうぞう(想像・創造)力」は無限大だ。

今回はそれをうまく利用して、あくまでも面白く妖怪を描いてみた。

さまざまな想像を絵に表すという高尚な遊びに興じたのである。

ぜひ、皆さんもいろんな妖怪を心のなかに住まわせてほしい。

ただ、どんな妖怪がいたとしても、その非業さ、おぞましさは生身の人間にはかなわないことを最後に申し添えたい。

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