第2回 月例研究会

報告書

あけましておめでとうございます。

R6.1.21に新年1回目の月例研究会を開催しました。

五所川原市に社会教育団体として利用料免除申請をしておりましたが、無事に認可されまして、今回からは五所川原中央公民館での開催となります。

団体を運営するにあたり、会場の費用はバカになりません。

少ない会員の年会費のみで、資金的制約があるので、このような免除制度は大変ありがたいです。

今後も継続して制度を維持していただきたいです。

今回の活動内容は、

①立佞武多の館リニューアル基本計画のパブリックコメント募集について、当会のコメントをまとめること。

②講演会(前回の続き)

となります。


「立佞武多の館リニューアル基本計画」(案)へのパブリックコメント募集

五所川原市より立佞武多の館のリニューアルに伴い、広く意見を求めると御触書がでましたので、当会でも活動の一環として意見をまとめて応募することとしました。

参加メンバーで意見を出し合い、ある程度形になりましたので、今後もう少し整えて市に提出させていただきたいと考えています。

第2回 月例研究会 みんなで意見を出し合っている様子

続いて講演会。

今回は、第一回の五所川原の”まち”の歴史から、”ねぷた”の歴史へと題材が進んでいきます。

タイトルは

「五所川原ねぷたの戦後史〜祭りを楽しむヒント〜」

講師は、当櫂所属の”ささけい”こと”佐々木啓祐”です。

弘前大学大学院生で、卒論は”五所川原ねぷた祭りの戦後史“を題材に書いていたこともあり、素晴らしい内容でした。

たくさんの文献、写真、聞き取り、データーベース化。

熱意と努力を感じます。

第2回 月例研究会 五所川原ねぷた祭りの戦後史 佐々木啓祐

実は、春楡ノ櫂の月例会の目的の一つに、”講演力のスキルアップ”があります。

各自会員が会員向けに発表を行って一つの講演を完成させています。

別に、発表中に詰まろうが、クオリティが低くくても、機材トラブルに見舞われようが問題ありません。

馬鹿にするような人はいませんし、そんな人がいたら居づらい雰囲気の月例会ですから安心して発表できます。

なぜ、この内輪向けの発表を重視しているのか。

まず、人は目的と責任と締め切りがないと生産的に動けません。

①各自、興味のある話題を深めたり、問題意識をもって何をしたいのか目的を決定します。

②会員や見学者という観客がいますので、月例会で何か発表しないといけない責任が発生します。

③具体的に第何回目で何時間でと枠が決まると、締め切りができて動くしかなくなります。

こんな感じで、後回しにしていた自分の興味や問題意識を早い段階で具現化して共有できるのです。

そして何より、調べる過程でどうしたらわかりやすく伝わるかを自然と考えるので、発表者自身の頭が整理され、発表が終わってみるとびっくり!いつの間にかその分野の専門家になっています。

また、作ったスライドを保存しておけば、外部向けにいつでも講演ができます。

“再現性”は高いので、きっと2回目以降、外部で講演するごとにブラッシュアップされ修正され、素晴らしい講演ができるはず。

つまり、月例会で行う講演は、練習会の機能を持っているのです。

これを特に10代が積極的に取り組んでいく流れをつくって行きたいと考えています。

興味のある方は、活動のスケジュールを公開しておりますのでいつでも気軽に見学へ来てくださいね!

この記事を書いた人
こすめろ

春楡ノ櫂 会長。青森県五所川原市で生まれ、ねぷたを作ったり参加してる人です。五所川原高校立佞武多同好会OB(H23年度会長)で在学中に “堯舜の治∼諫鼓を叩く時∼”を制作しました。各種SNSはじめたのでフォローしてね。フォロバしてます!

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